国一バイパス「八坂IC」から8分程度車を走らせたところにある「アンティークカフェ ロード」。
掛川駅から15分くらいのところなのに、秘境感いっぱい。昭和レトロな雰囲気の中、自然と一体化してほっと癒やされるすてきなカフェでした。
Contents
アンティークカフェってどんなカフェ?
「アンティークカフェロード」の黄色い看板に従って道を下っていくと、古き良き昭和の看板やピンクの電話などが出迎えてくれます。
手前の倉庫のような茶色い建物がお目当てのカフェ。一歩中に入ると開放感のある高い天井の大空間に圧倒されます。
半分はアンティークの家具やバイク、雑貨などが占め、もう半分はいい感じに古びた、でも、座り心地良さそうな椅子や手作りのテーブルが並ぶカフェスペースになっています。
片側の壁面はガラス戸で、眼下に流れる小川や斜面の木々を眺めながら食事やお茶を楽しめます。夏になるとガラス戸が開け放されてテラス席になるそう。
小川のせせらぎや小鳥のさえずりを聞きながら自然との一体感を感じられる究極の自然派カフェですよ! 鳥肌が立つくらいこんな素敵なカフェは初めて。
もともとは牛舎だった建物をリノベーション
掛川の桜木で写真スタジオを営んでいたオーナーが、もともと牛舎だった建物を買い取り、古材や古道具を活かして、自ら少しずつ手を加え、新たな空間に生まれ変わらせたのだそうです。
いい感じに錆びた牛の水飲みボウルやレトロなタイル敷の床など、牛舎をそのまま活かした部分と手を加えた部分のバランスが絶妙。
ちょっとお疲れ気味の友だちや都会の友人を連れて来たら、まずこの秘境感に驚き、自然に癒やされ、意外性が楽しくて、なんだか元気になっちゃいそうな、そんなカフェです。
牛舎の名残りの牛の水飲みボウル。中央のバーを牛が鼻で押すと水が出てくるしかけ。
どんなメニューがあるの?
定番はオリジナル・カレー(1,200円)とパンセット(1,000円)。この日のカレーは16穀米と豆と鳥ひき肉のもの。スパイシーだけれど優しい味です。
豊富なオリジナルドリンクや手作りデザートもあり。
「最近じゃ、おいしいものは他でも食べられるけど、ここに来たら、自然との一体感をを楽しんで欲しい」とオーナーは語ってくれました。
冬はおしるこ、夏はかき氷が人気だそう。
ライブを開催したりギャラリーとしても
ハイシーズンの土日ともなると駐車場には県外ナンバーのバイクで賑わいます。また毎年初夏にライブイベントを開催するとか。スタンディングで250人ものお客様が入るそうです。
また要望があれば、ギャラリーとしても無料開放してくださるとのこと。例えば山の斜面の木に絵などを吊るしたり、小川の石の上に焼き物を置いたり、展示の方法もカフェロードならでは。
この圧倒的な自然と独特の空間に負けないくらいの芸術作品って一体…?
屋外の展示は急に雨が降ってきたときすぐに対応ができるように期間中はカフェに居てもらうことが条件だそうですよ。
キッズと車はご注意を…!
バリアフリーではなく、また古物などが置いてあることから小さな子ども連れはケガしないよう、また物を壊さないように注意が必要。「うちは子どものしつけにはけっこう厳しいです(笑)」とオーナー。
「あ、あと道から下って来るときには脱輪には注意してね」…汗。
ハイエースくらいまでの車なら入れるとのことですが、大きな車の方、もしくは運転に自信のない方は、細い道に入る手前に停めて、徒歩で行くことをおススメします。
どのあたりにあるの? 行き方を教えて!
掛川市の中心部から15分くらい。国一バイパス「八坂IC」を降りて北に8分程度車を走らせたところ、山間の道沿いの黄色い木の看板が目印です。
ここは車で入ったら戻ってこられるのだろうか…?と、ためらいつつ、舗装していないかつ急な下り坂を思い切って小さな立て札を頼りに恐る恐る進みます。
古い車やバイク、昭和の看板などが点在している集落の一番手前の茶色の建物がお目当てのカフェ「ロード」なのでした。手前に駐車場もあります。
アンティークカフェ ロードのデータ
住所 静岡県掛川市大野1776-7
営業時間 11:00~夕方ごろ(早じまいの日もあり)
電話番号 090-4853-0851
定休日 月・火曜
※instagramあり Antique Cafe Road