アウトドア初心者におすすめしたい「基本のキャンプギア」をご紹介!

第二次アウトドアブームにより、キャンプを楽しむ人が増えていますね。コロナの影響もあり、密を避けて楽しめるレジャーとしても注目を集めており、人気のキャンプ場は数ヶ月先まで予約が取れないなんてことも!!

私のように、子どもの頃に第一次キャンプブームの時代を過ごし、親となった今、子どもと共にファミリーキャンプを楽しむという人も少なくないそう。

「日本オートキャンプ協会」の発表によると、キャンプ人口の推移は7年連続で増加しており、最も多いのはファミリー層、キャンプ歴1年未満のビギナーの数も年々増加傾向にあるそうです。

そこで!今日は「キャンプ」に挑戦したいアウトドア初心者必見!基本のキャンプギアをご紹介します。

キャンプのテーマに合わせたギアを選ぼう!

キャンプ用品を揃えるといっても、ブランド数も多く、価格帯の幅も広く迷ってしまいますよね。また、キャンプのテーマによっても揃えるギアは随分と異なります。

一人の時間をゆったり楽しむ「ソロキャンプ」と、子どもと自然の中での体験を楽しむ「ファミリーキャンプ」では、持ち物も選ぶキャンプ場も違います。

車で乗り入れができる「オートキャンプ場」と、荷物を区画サイトまで運ぶ「キャンプ場」とでは、準備の仕方も変わってくるのです。

今日ご紹介するテーマは、「ファミリーキャンプ&オートキャンプ場」!

ファミリーキャンプは人数も多く、荷物も多くなりがちなので、大きな荷物を持ち運びしなくてよい「オートキャンプ場」の利用がおすすめです。

一つのキャンプ場の中にも、自由にテントが張れる「フリーサイト」やスペースが区切られている「区画サイト」、テントやギアが一式用意されている「グランピング」、「コテージ」・「バンガロー」・「キャンピングカー」などその種類はさまざまですが、今回は、フリーサイトや区画サイトなどの利用に合わせてご紹介します。

それでは、早速ご紹介しましょう。

ファミリーキャンプで揃えておきたいギア~寝室編~

まずは、キャンプ必須アイテムである寝室のギア!

テント

<テントの種類>

  • ドームテント
  • ツールームテント
  • ティピーテント
  • ソロテント
  • ワンタッチテント
  • ロッジ型テント

初心者におすすめしたいのは、最もポピュラーでタープと併用する「ドームテント」。構造がシンプルなので、設営も比較的簡単。ドームテントとタープがセットになった初心者向けの商品も売り出しています。区画サイトなど、幅に制限があるときにも安心です。

【ドームテント】

 

ドームテントに次いで人気なのが、「ツールームテント」ドームテントの前にリビングスペースを設けられる構造。テント+タープの設営に比べ、設営の手間が少ないのが特徴。リビングスペースが大きなタイプだと区画サイトをはみ出してしまうこともあるので、フリーサイトにおすすめです。

【ツールームテント】

初心者に人気の設営が簡単な「ワンタッチテント」は、公園などで使用する簡易的なものから、宿泊可能なタイプまで出ているので、用途に合わせて選びましょう。

【ワンタッチテント】

DOD(ディーオーディー) ザ・テント / ザ・ワンタッチテント 初心者向け 広い前室付き 3人用 / 5人用

テントを選ぶ時は、キャンプをしたい時期にも注目しましょう。雨の多い時期でも対応可能な耐水圧基準を満たしているか、電源コード穴や換気用ベンチレーションシステムが付いているかなども確認しておきましょう。

寝袋

<寝袋の種類>

  • 封筒型
  • マミー型
  • エッグ型
  • 人間型

子連れキャンプにおすすめなのは断然「封筒型」。夏の暑い季節に寝袋に入って寝るのはちょっとつらい…。でも春・秋はしっかり寝袋にくるまりたい。そんなわがままを叶えてくれます。他のタイプに比べて嵩張ってしまうのが難点ですが、夏は広げて布団にしたり、2つを連結させて使えば、寝相の悪いお子さまでも広々使えて安心です。

【封筒型】

コールマン(Coleman) 寝袋 アドベンチャーススリーピングバッグ 封筒型

各自1つずつ寝袋に入りたい、荷物をコンパクトにしたい、冬キャンプで利用したいといった方には、「マミー型」や「エッグ型」がおすすめです。

【マミー型】

マミー型

寝袋には、快適温度の表示があるので、使いたい時期の気温に合わせて購入しましょう。夏キャンプ・冬キャンプ用で使い分けるのもおすすめです。また、小さなお子さまが使うなら、汚れても安心な丸洗いできるタイプが安心です!

スリーピングマット

<スリーピングマットの種類>

  • エアマット
  • インターフレータブルマット
  • クローズドセルマット

テントを設営する際は、テントの下にブルーシートや専用のグランドシートなどを敷きますが、芝生・砂利・土とさまざまなタイプのキャンプ場に対応するには、寝袋の下に使用する「スリーピングマット」もあると便利です。

軽量でコンパクトなものを選びたいなら、バルブを開けると自然に空気を取り込む「インターフレータブルマット」がおすすめ。

【インターフレータブルマット】

やや嵩張りますが、耐久性抜群、クッション性を重視するなら「クローズドセルマット」

【クローズドセルマット】

コスパ重視なら、ホームセンターなどで購入できる、アルミの「銀マット」でももちろんOKです!

ファミリーキャンプで揃えておきたいギア~リビング編~

続いては、食事を作ったり、くつろいだりできるリビングスペースです!

タープ

<タープの種類>

  • レクタタープ(長方形)
  • ヘキサタープ(六角形)
  • ウィングタープ(ひし形)
  • スクリーンタープ

ドームテントと合わせて使用したい「タープ」は、キャンプ場だけでなく、お庭でのBBQなどにも活躍するアイテムです。夏の日差しを避けたり、急な雨から守ってくれたりと、自然と共存するキャンプでは、比較的重要アイテムです。

根強い人気の「ヘキサタープ」は、設営が比較的簡単で、ロープのかけ方次第でさまざまなレンジが可能なタープです。解放感もあるので、お天気の良い日におすすめです。

【ヘキサタープ】

 

一見するとテントのようにも見える「スクリーンタープ」は、プライベートな空間を作るなぴかイチ。設営がやや大変ですが、夏はメッシュにしておけば虫よけにもなり、フルクローズにしておけば雨・風もしのげるので小さなお子さま連れにおすすめです。

【スクリーンタープ】

 

テーブル・チェア

<テーブルの種類>

  • ハイテーブル
  • ローテーブル
  • 折り畳みタイプ
  • ロールタイプ
  • セット商品

キャンプでの食事や家族団らんの空間の必需品テーブルとチェア。ハイテーブルにイスを合わせたり、シートやラグを敷いてローテーブルと合わせたり、脚の取り付けによってハイにもローにもできるアイテムもあります。

収納に便利な折り畳み式や、コンパクトに収納できるロールタイプ、イスとテーブルがセットになっているタイプなど、種類が豊富なので、人数やキャンプスタイルに合わせて選びましょう。

【ハイテーブル】

 

【ロールタイプ】 

 

<チェアの種類>

  • ハイスタイル
  • ロースタイル
  • ハイバックスタイル
  • お座敷スタイル
  • ベンチタイプ

アウトドアチェアは、リビング空間をどうレイアウトしたいかに合わせて購入しましょう。テーブルをハイにするかローにするか、お座敷スタイルにするか、嵩張るけどおしゃれなウッドタイプ、軽量なアルミタイプなど、お気に入りのチェアを見つけてください。

【ハイスタイル】

 

【ロースタイル】

【ハイバックスタイル】

【ベンチタイプ】

 

キッチンテーブル

<キッチンテーブルの種類>

  • オールインワンテーブル
  • テキーラテーブル
  • マルチファイヤーテーブル

キャンプでお料理を快適にするなら、キッチンの作業台があると便利です。作業台と棚、ガスバーナー置き場、ランタンフックなどが全て揃った「オールインワンのキッチンテーブル」は初心者でも使いやすくておすすめです。焚火を囲んでロースタイルで料理をするなら、「マルチファイヤーテーブル」、収納棚を兼用するなら「テキーラテーブル」と、キャンプのスタイルで自分だけのキッチン空間を作りましょう。

【オールインワンテーブル】

 

 

【テキーラテーブル】

 

【マルチファイヤーテーブル】

 

調理用具

キャンプでの調理スタイルは大きく分けて2つ。

  • ガスやガソリンを使用するバーナーでの調理
  • 焚火を使用する調理

 

筆者が使用しているツーバーナーは、父から譲り受けた第一次キャンプブームの時のビンテージものですが、実は現在もこちらの型式は大きなモデルチェンジもなく健在!!今もマニアックなキャンパーに人気のようです。

オプションの鉄板があれば、なんでも焼けて怖いものなしです!

コンパクトになった、ガスボンベを使用する新モデルもおすすめです。

コールマン(Coleman) バーナー パワーハウスLPツーバーナーストーブ2

 

キャンプ飯を楽しみの一つにしている我が家は、数品同時進行用にカセットコンロも活用。現在狙っているのは、こちらの「タフまる」。

 

 

 

秋冬キャンプに人気の焚火スタイルでは、寒い夜に暖をとるのはもちろん、調理にも使用できます。BBQや焼きいもなど、直火調理のアレンジは無限です。

子ども達が寝静まったころ、揺らめく焚火を眺めながら、夫婦の時間を過ごすのも良いですね。

「焚火+BBQ+ダッチオーブン」の3役で楽しめるタイプもおすすめです。

 

 

防寒グッズ

キャンプベストシーズンの秋を越えるとまもなく冬キャンプのシーズン到来。空気が澄んで、焚き火や星空が美しい冬キャンプの必需品と言えば、防寒具です!!ダウン、毛布やネックウォーマーなどもあると安心です。

焚火を使用する場合、火の粉で洋服に穴が開いてしまうこともあるので要注意です。焚き火用のおしゃれなエプロンやジャケットなどを使用しても◎

コンパクトに収納できる防寒具は、夜はタオルをかけて枕としても活用できます。

ランタン

キャンプの夜の必需品「ランタン」。

柔らかな光で広範囲を照らしてくれる「ガソリン式ランタン」「ガスランタン」は、リビング空間のお供に。キッチン回り、テント用と数種類用意しておくのがおすすめ。テントの中では、火事や一酸化中毒になってしまう危険があるので、「LEDランタン」がおすすめです。

【ガスランタン】

初心者には扱いやすいガスボンベタイプ。

 

 

【ガソリン式ランタン】

コールマンと言えば!ガソリン式ランタン。コールマンの最初の商品であり、今もなお多くのファンに愛されているランタンです。

 

 

【LEDランタン】

テント内で使用するなら、カラビナ付きで吊り下げもでき、自立もするランタンが便利です。

 

 

キャンプ用品は、少しずつ増やしていくのも楽しみの一つ!

基本のギアをご紹介しましたが、キャンプにあったら良いなと思うギアは他にもたくさんあります。

  • キャンプで燻製料理を作りたい
  • ダッチオーブンでパンを焼きたい
  • 季節やキャンプ場に合わせていくつものテントを使い分けてみたい

キャンプへ用品への欲望が止まらない筆者ですが、それもまた、キャンプの楽しみ方の一つではないかと感じます。毎年少しずつお気に入りのギアを追加し、世界にひとつ、それぞれのキャンプスタイルを作り上げていきたいですね。