掛川駅前にあるカフェ&バル「Funny farm(ファニーファーム)」にて、10月27日(日)に「チョッピングパーティー&シネマ」が開催されました。
なんだか面白い響きのするイベント名ですが、調べてみると「チョッピング(chopping)」は「切る(chop)」から来ているとのこと。
今回のイベントでは余った野菜を使い、みんなでチョップしてスープを作る企画でした。その他にも
- エプロンの野菜染めワークショップ
- 映画「たねと私の旅」
など、なんだか食べ物に関係する企画が多いです。
それもそのはず。
毎年10月16日は世界の食料問題を考える「世界食料デー」で、その前後も含めた9月〜11月は「世界食料デー月間」とされています。
実はこのイベント、ファニーファーム店長の正井さんが、”この機会に今一度「食」について考えてみよう”と企画されたものなのです。
「食」は人間にとって欠かせない行為の1つ。
自分たちだけでなく、子どもたちにとっても、長い間向き合っていく必要のある重要なテーマです。
このイベントは楽しいだけでなく、これからの「食」についてちょっと考えさせられるような、そんな企画になっていました。
今回は私ハマ(@hamalandspace)が、イベント当日の様子を詳しくレポートします!
Contents
ヨガ&ランからのクラフトビールが最高!
プレイベントとして予定されていたのが「オジサンヨガ&オジサンラン」。このヨガとランは、毎月ファニーファームさんで開催されているお馴染みのイベントです。
かく言う僕も、実はオジサンランのメンバーとしてちょこちょこ参加させてもらっています。通常は朝に集まって走るのですが、この日はイベントに合わせて14時のスタートで、ランメンバーは僕を含め4名でした。
いつもよりちょっと少ないですが、イベントの方にがっつり参加したい人も多いのでしょう。とにかく走ります!
ペースはキロ6分ほどのゆっくりめで、逆川沿いの道を約45分走りました。自己紹介や雑談をしながらのランは1人で走るよりもずっと楽しいです。
▲一緒に走ったランメンバー
走った後のご褒美がコチラ!そうです!!クラフトビールです!!!
なんとオジサンランに参加するとクラフトビールを無料で1杯飲むことができるのです。ありがたや〜
今回のイベントでは掛川ビールだけでなく、静岡「アオイブルーイング」とのコラボビール、デンマーク「ミッケラー」のクラフトビールも用意されていました。
異世界に迷い込む衝撃!「ノイズカレー」によるサウンドクッキング
クラフトビールを思う存分楽しんだところで、15時30分から「ノイズカレー」なるイベントが始まりました。どうやらカレーを作りつつ、そのときに出る音を聞かせるパフォーマンスのようです。
マイクやアンプを使い、リズムに合わせて玉ねぎを切る音をエコーさせたり、鍋の中で炒める音を反響させたり、最終的には鍋に向かって叫んでいました(笑)。かなり独特のパフォーマンスです。
パフォーマンス終了後、個人的に気になったので「なんでこんなパフォーマンスをやろうと思ったんですか?」と聞いてみました。
話によると、彼はライブ会場でスタッフとして働いており、ある日会場でカレーを作るイベントがあったとのこと。最初は普通に作っていたようなのですが、徐々にパフォーマンスが加わり、今のノイズカレーの原型となったのだとか!
そんな彼は「原泉アートフェスティバル」のアーティストとして参加しており、今回のイベント参加はそのアートイベントの合間を縫ってとのことでした。
こちらのイベントも何だか面白そうです。11/10までやっているのでまだ全然間に合いますね!
イベントスタートから30分が過ぎるとだいぶ会場も賑わってきました〜!
余った食材を使ってチョッピングパーティー!
15:45からはチョッピングパーティーがスタートです。
用意されたエプロンを身につけ、それぞれが野菜を細かく刻んでいきます。
お子さんもがんばってチョップチョップ!
ちなみに会場には常にノリの良い音楽が流れていて、これがまた良い感じなんですよね。
DJブースに撮影許可をもらいにいったところ、なんとこちらの方はアオイビールのブリュワー斯波(しわ)さんでした!趣味でDJもやっているとのこと。カッコ良すぎかよ。
野菜染めで素敵な色合いのエプロンを作ろう!
野菜のチョップが終わったところで、次は使ったエプロンを野菜染めするワークショップです。まずはエプロンを水に浸して、ムラなく染まるように下準備します。
その後、玉ねぎの皮を煮込んで色を抽出した染液いっぱいの鍋にエプロンを投下。
後はしばらく煮込んでこれを乾かせば、素敵な風合いのエプロンが完成するはずです。
楽しみ〜!
▲仕上がりはこんなイメージ。自然な黄色味が素敵ですね!
ディナーはどれも温かみのある手作り料理で心もポカポカ
ワークショップがひと通り終わったところで、いよいよディナータイムです!
- みんなでチョップして作った野菜スープ
- 煮込み終わったノイズカレー
- 地元の野菜を使ったプレート4種盛り
と、ボリューム満点!
あと振る舞ってくださるスタッフの方も、みなさんニコニコしてて本当にいい感じなんですよね。
店長の正井さんも良い表情!
そして忘れてはいけないのが、これまたクラフトビール!
イベントチケットにはドリンク無料券がついているので、この券を使ってもう1杯ビールが飲めちゃいます。
▲黒色のビールはバニラとコーヒーの風味で、大人の渋さ溢れるビターな味わいでした!
シネマ「たねと私の旅」で食と料理の大切さを感じる
イベント最後のプログラムが映画「たねと私の旅」。
この映画は、家庭菜園を愛する母親のもとで育った少女が大学生のときに食への疑問を感じ、映画を通してその解決に取り組む話です。
彼女が感じた疑問は、「GM(遺伝子組み換え)表示義務」がアメリカやカナダに無いことでした。「遺伝子組み替え」と言うと難しく感じる人もいるかもしれませんが、この映画は母親と娘の間にある「食卓や畑での思い出」を軸に構成されていて、観ていると何だかホッとするあったかな内容です。
映画の中でお母さんは言います。
「私たちが食べるひと口は、どんな世の中にしたいのか、どんな農業を支持したいのかを選択しているのよ」
これは僕たちも深く考えるべきメッセージではないでしょうか。
「チョッピングパーティー&シネマ」は家族そろっての参加がおすすめ!
今回は世界食料デーに合わせて開催された「チョッピングパーティー&シネマ」についてレポートしました。
食べ物は毎日欠かさず口にし、僕たちの体をつくってくれるものです。その食べ物が
- 誰によって作られているのか
- どのようにして作られているのか
- 体に影響のある農薬や製法が使用されているのか
何も知らずにいることは、もしかすると無責任なことなのかもしれません。
食べ物による影響は僕たちだけではなく、子どもにまで及びます。
「国や企業が大丈夫と言っているから安全に違いない」
残念ながら、そのような考え方はやめた方が良さそうです。いつだって、本当に大切なことは自分自身の目で見て、頭を使って考える必要があるのではないでしょうか。
……とマジメな感想ばかり述べてしまいましたが、イベントはみんなでワイワイとワークショップや食事、お酒を楽しみつつ、誰でも気軽に参加できるものでした!
会場を彩る小物やオブジェは手作りで温かみがあり、とてもリラックスできる空間でした。
子ども向けの遊具もあってオシャレなミニフェスのような雰囲気なので、お子さんから女性まで安心して楽しめますよ。また美味しいクラフトビールも充実しているので、ビールを飲みに来るだけでも十分に価値アリです。
イベントの企画から場づくりまで、正井さんやスタッフの皆さんの温かな心づかいが行き届いている素敵な素敵なイベントでした!
「チョッピングパーティー&シネマ」のイベント概要
場所:FUNNY FARM(静岡県掛川市駅前7-20 ウィタス138ストア内)
日時:10月27日(日)15時イベントスタート(プレイベント「オジサンヨガ&ラン」は14時スタート) *こちらのイベントは毎年10月に開催されているようです。
参加費:1,800円(シネマチケット、カレーディナー、1ドリンク、エプロン付き野菜染めワークショップ込み)、小学生以下は無料
持ち物:マイカップ、マイプレート(まな板、包丁は自由)
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