6月5日に掛川市・菊川市にて「ごみ処理非常事態宣言」が発令されて3週間。各家庭や事業所の協力によって、ごみ排出量は15.3%減少しました。
しかし、ごみ処理場の復旧には約2か月、まだまだ市民の協力が必須です。
そこで!家庭でできるごみ減量アイデアや、環境資源ギャラリーの状況をまとめてみました。私たちの生活を守るごみ処理施設の復旧を願って、各家庭で無理なく取り組んでいきましょう。
ごみ処理非常事態宣言って?
掛川市・菊川市のごみ処理施設「環境資源ギャラリー」が故障してしまいました!!その原因は、経年劣化や新型コロナウイルスに伴う家庭の片づけごみの増加などとされています。機器の詰まりや亀裂など、機能回復工事は2か月に及び、その間の可燃ごみの一部は静岡市まで運ばれるそうです。市では、6/5からの2か月間、家庭でのごみの減量を呼びかけると同時に、「ごみ処理非常事態宣言」を発令しました。
環境資源ギャラリーからのおねがい
環境資源ギャラリーでは、燃えるごみの貯留槽(ごみピット)の最大貯留量を超える危険があり、6/8より当面の間、家庭ごみの直接搬入の受け入れを停止しています。
掛川市からのおねがい
無理なくできるごみ減量アイデア
突然のごみ処理場故障!!ごみ減量と言っても、夏場は臭いも気になるし、何から始めたら良いんだろう…。協力する意思はあるけれど具体的に何をしたらよいのかわからないという方も少なくありません。
そこで!家庭でできる簡単ごみ減量方法をご紹介します。これなら取り入れられそうというものを見つけて、実践してくださいね。
分別・リサイクル
可燃ごみの減量でまずしておきたいのが、ごみの分別です。
ごみは大きく分けて、可燃ごみ・不燃ごみ、資源化物の3つに分類されています。忙しいとついつい可燃ごみにしてしまいがちな資源化物、日常のひと手間で、ごみ減量や資源の再利用につなげることができます。
地域のリサイクル回収日を確認し、回収日別に分別しておくと便利です!
牛乳パックや白色トレイ、ダンボールなどはスーパーやホームセンターなどでも回収ボックスを設けているので、買い物へ行く際に持参するのがおすすめです。
資源化ごみ①
ダンボール・新聞紙・雑誌・雑がみ・牛乳パック
資源化ごみ②
プラスティック資源・ペットボトル・ビン・カン・食用油
家庭での再利用(SDGs)
我が家で行っているSDGsをご紹介します。
●ダンボールはきれいに拭いて、子ども達の遊び場に!
小さなダンボールは子ども達が自由にお絵かきをしたり、工作に再利用。大きなダンボールは、子どもやペットの隠れ家にできます。コロナウイルスにより、ネットショッピングの利用率も増え、ダンボールが溜まっているご家庭におすすめです。
●ペットボトルはきれいに洗って植物栽培!
ペットボトルは、豆苗やハーブなど、室内で育てる植物プランターとして利用できます。インターネットなどでは、ペットボトル用の植物栽培キットも販売されているので、室内にグリーンを増やしたい方におすすめです!
小さなペットボトルは、キリで穴をあけて子どもの水遊びおもちゃに変身させることもできますよ!お風呂やお庭プールで活用してみてください。
●新聞紙は野菜の保管に!
夏になり気温の上がるこの時期は野菜の保管に頭を悩ませますよね。水分を嫌う野菜や、乾燥を嫌う野菜、どちらの保管にも役立つのが新聞紙!冷蔵庫やパントリー内での保管に役立つ新聞紙は、家庭での保管がおすすめです!
持続可能な開発目標(SDGs)とは
2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載された2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標です。17のゴール・169のターゲットから構成され,地球上の「誰一人取り残さない(leave no one behind)」ことを誓っています。
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ごみ処理非常事態宣言により、ごみのこと、地球環境のことを改めて考える機会となりました。各家庭で、無理なく、できる範囲で取り組んでいきましょう!